２０２４年３月期第３四半期決算について

株主・投資家の皆さまにおかれましては、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。また令和６年能登半島地震におきましては、被災された皆様ならびにご家族、関係者の皆様に心よりお見舞い申しあげますと共に、被災地の復興をお祈り申し上げます。

2024年２月14日に、当社は2024年３月期第３四半期における決算発表を行いました。当第３四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上収益は1,978百万円（前年同期比15.9％増）、営業利益は97百万円（前年同期は営業損失50百万円）、税引前四半期利益は88百万円（前年同期は税引前四半期損失56百万円）、親会社の所有者に帰属する四半期利益は56百万円（前年同期は親会社の所有者に帰属する四半期損失56百万円）、当社グループが経営上の重要な指標としているEBITDA（※営業利益＋減価償却費及び償却費）は293百万円（前年同期比124%増）となりました。

当第３四半期連結累計期間におきましては、人流の回復に加え顧客単価の向上施策を継続し、マーケティング施策など各戦略が奏功しました。来店客数が増加し、店舗における稼働率の改善に繋がりましたため、売上収益は計画通りに推移いたしました。一方、リピート客数が増加する中で、ネイリスト数の不足により必要な予約枠数を確保できていないため、新規顧客向けの予約枠数が不足し、機会損失が発生していると認識しています。上期時点では採用投資が実行しきれておりませんでしたが、足元では採用・教育投資を強化しており、入社予定人数は大幅に増える見込みのため、予約枠数の確保及び稼働率向上の兆しがございます。第４四半期以降は、第２次中期経営計画達成に向けた戦略的な人材投資を更に加速し、費用が先行する見込みのため、通期予想は修正いたしませんが、計画を前倒しで達成すべく、順調に進捗しておりますのでご安心ください。

2024年２月７日の臨時株主総会におきまして、第１号議案「第三者割当による募集株式の発行の件」、第２号議案「取締役１名選任の件」を上程し、原案通り承認可決されました。株主の皆様のご理解、ご協力により滞りなくご審議いただきましたことを厚く御礼申し上げます。厳しい市場環境・経営環境の下、安定的かつ成長可能な収益基盤を構築するには、財務健全性の改善及び既存事業の採算性向上の課題解決のため、施策の実行が不可欠であり、これらの実行により当社の企業価値向上に資するものと考えております。
新経営体制として、第2次中期経営計画を確実に実行すべく、抜本的なビジネスモデルと経営方針の変革、今後も攻めの経営を行ってまいります。ここからは事業再構築フェーズとして、将来の成長に向けた積極的な投資を優先し、投資循環モデルを確立するとともに、持続可能な成長を実現するための人材・情報・財務の基盤を整えていく所存です。

新たな経営メンバーと共に企業価値向上に向けてより機動的な実行力のある体制を構築し、一致団結して励んでまいります。

これからも株主、投資家の皆さまとお客様のご期待に沿えるよう誠心誠意努めてまいります。引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。

2024年2月14日